高校卒業後の進路は、就職か進学のいずれかですが、私たちの親世代は、大学を卒業したというとそれだけで一目置かれたようですが今は、大学進学率は、2人に1人の時代です。大学や短大、専門学校に進学する人も増えてきました。小学校・中学校は、義務教育。高校は、1974年以降90%を超えており今は99%近くが高校を卒業しています。現在高校の授業料は、無償化になっています。将来的には、大学の授業料を無償化にするか有利子の奨学金を借りている若者が減り無利子の奨学金を借りる若者が増えない限りは経済的に困難な若者は、いつまで経っても貧乏を強いられるのかもしれません。ちなみにですが、私は、みんなが借りた日本学生支援機構奨学金は借りませんでした!!親が貯金で支払うから大丈夫というので任せています!でも看護学校の奨学金は利用するつもりでいます。お礼奉公制度で借りた奨学金がチャラになるからです。
大学進学率の上昇で奨学金を借りる人が増えている
大学進学率の上昇と比例して奨学金を返済できない、返済に困り自己破産する若者たちは増えています。
私の高校でも3年生になってすぐに親に向けて進路説明会とセットで奨学金の説明会が行われ申請を急かされました。私は、普通科だったのでほとんどが大学や専門学校にするため奨学金を借りる人が大半でした。大学や大学院生、専門学生の4割は日本学生支援機構の奨学金を借りています。ご存知だと思いますが、日本学生支援機構の奨学金は、2種類あり無利息の第一種奨学金と有利息の第二種奨学金があります。成績が良く優秀な子は無利息でお金が借りられるけど、成績が悪い人は、利息も返済していかなければいけません。実際奨学金の申請をした3分の2は、有利子の奨学金を借りています。返済が遅れた場合延滞金を払わなければいけません。
世にも怖い督促状・延滞金・ブラックリスト登録
地元の先輩で奨学金制度を借りている人がいます。でも毎月返していくのが難しく親や親戚に督促状や延滞金の催促が届くそうです。そして延滞が3ヶ月続くとブラックリストに登録されます。ブラックリストに登録されると、その後お金を返済後5年間はブラックリストの事実は、消せません。卒業してから新規にクレジットカードを発行できなかったり使用中のクレジットカードの利用が止められることもあります。公共料金(電気代、水道代など)の引き落としができなくなったりスマホやパソコンの通信費などの各種料金が滞り使えなくなることもあります。
車を買いたくても自動車ローンが組めない、家を建てたくても住宅ローンが組めないなどの支障が出てきます。ただし日本学生支援機構に、ブラックリストが存在するわけではありません!!奨学金を借りると全員が「個人信用情報機関」に登録されます。しかし「個人信用情報機関」には、延滞、代位弁済、完済などの全て登録されていくので実質延滞した人にとっては、ブラックリストと同じようなものなのです。
家庭が貧しく成績優秀な人より意欲はあっても学力が足りない貧乏人が多い
家庭が貧しくても成績優秀な人はいます。意欲はあるけれど学力が足りない人や能力が不足する人も多いと思います。お金持ちの家では、塾や家庭教師にお金をかけられるけど貧乏な家では、教育費より生活費が不足しているような状況です。今は、学力が足りなくて有利子であっても将来仕事に就くために有利子で奨学金を借りたとしても大学を卒業したから能力が身についているわけではなくトントン拍子で出世する夢も現実ではありません。今の制度のままでは、貧困の連鎖は、続いていくばかりのようです。
苦しい家庭でも無理を承知で大学や大学院に進学します。しかし大学や大学院に進学しても将来が約束されるわけではないのです。女子は、手っ取り早く風俗で働く人も少なくありません。お世話になった先輩は、父子家庭でしたが専門学校に入学しました。その後キャバ嬢に転身していました。no1キャバ嬢になっていたので専門学校は、自主退学したのだと思います。貧困家庭との格差は、確実にあると思います。
大学を卒業しても就職先が見つからず看護学校に入学した人もいます。看護学校は、国家資格を取得できれば将来の選択肢も決まってきます。就職も病院のほか介護施設など引く手あまたの職業です。そういった意味では、看護学校は、卒業して病院で働けば借金がチャラになるので美味しい奨学金といえるのかもしれません。
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