准看の国語試験問題は、中学校を卒業程度。数学は試験問題は、高1レベルです。看護学校の試験問題には、国語の古文は出題されないとしてあります。医師会看護学校の過去問題を見ていたら常識として覚えておくと良いと思われる出題がありました。作家名と作品名を記号で選ぶ問題が多いようです。
受験される方は、代表的な作品名・作者・時代など把握しておくと安心です。
作品名、時代、作品の主な内容を把握しておきたい
作品名 | 時代 | 作品 |
古事記 | 奈良時代 | オオクニヌシノミコトヤマトタケルノミコトの神話 |
日本書紀 | 奈良時代 | 田子の浦うちいでて見れば真白にぞ冨士の高嶺に幸はふりける |
万葉集 | 奈良時代 | 大伴家持(おおとものやかもち)が編さん。 |
古今和歌集 | 平安時代 | 醍醐天皇の勅命で作られた和歌、
久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ |
竹取物語 | 平安時代 | かぐや姫 |
伊勢物語 | 平安時代 | か 唐衣
き きつつなれにし つ つましあれば ば はるばるきぬる た 旅をしぞ思ふ 最古の縦読み |
源氏物語 | 平安時代 | 紫式部、光源氏の恋愛を描写 |
更科日記 | 平安時代 | 源氏物語へのあこがれと自伝(藤原道真の子孫の娘) |
蜻蛉日記 | 平安時代 | |
土佐日記 | 平安時代 | 紀貫之(きのつらゆき) |
紫式部日記 | 平安時代 | 紫支部 |
枕草子 | 平安時代 | 清少納言
春はあけぼのやうやう白くなりゆく山ぎは・・ |
方丈記 | 鎌倉時代 | 鴨長明
ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず |
徒然草 | 鎌倉時代 | つれづれなるままに日暮し硯に向かひて心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつくれ |
平家物語 | 鎌倉時代 | 祗園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色盛者必衰のことわりをあらわす (源平・滅びの文学) |
今昔物語 | 鎌倉時代 | |
百人一首 | 鎌倉時代 | 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
田子の浦にうちいでて見れば白妙の冨士の高嶺に雪は降りつつ 奥山に紅葉に踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む |
名前・作品名・代表的な作品を覚えておきたい
名前 | 作品名 | 覚えておきたいこと |
松尾芭蕉 | 奥の細道 | 行く春や鳥啼き魚の目は涙
しずかさや岩に染み入る蝉の声 五月雨を降り残してや光堂 五月雨を集めて早し最上川 旅に病んで夢は枯野を駆け巡る おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな |
小林一茶 | 俳人 | 雀の子そこのけそこのけお馬が通る
痩蛙負けるな一茶これにあり |
与謝蕪村 | 俳人 | 菜の花屋付きは東に日は西に |
代表的な作品名を覚えておきたい
作者 | 作品名 |
井原西鶴 | 好色一代男 |
古事記伝 | 本居宣長 |
南総里見八犬伝 | 滝沢馬琴 |
東海道中膝栗毛 | 十返舎一九 |
浮雲 | 二葉亭四迷 |
坪内逍遥 | 小説真髄 |
森鴎外 | 舞姫 |
徳富蘆花(とくとみろか) | ほととぎす |
与謝野晶子 | みだれ髪 |
伊藤左千夫 | 野菊の墓 |
夏目漱石 | 三四郎
門 こころ 吾輩は猫である 坊っちゃん |
平塚らいてう | 青鞜(せいとう)
元始、女性は太陽であった |
谷崎潤一郎 | 痴人の愛 |
樋口一葉 | 大つもごり
たけくらべ にごり絵
|
島崎藤村 | 若菜集(初恋
破壊 夜明け前 |
武者小路実篤 | おめでたき人 |
芥川龍之介 | 羅生門 |
川端康成 | 雪国
伊豆の踊子 |
太宰治 | 走れメロス
人間失格 斜陽 |
志賀直哉 | 城の崎にて |
有島武郎 | 生れ出づる悩み |
堀辰雄 | 風立ちぬ |
三島由紀夫 | 金閣寺
潮騒 |
北原白秋 | からたちの花
この道 |
高村光太郎 | 智恵子抄 |
室生犀星 | ふるさとは遠きにありて思うもの |
宮澤賢治 | 銀河鉄道の夜
注文の多い料理店 雨にも負けず風にも負けず・・ |
石川啄木 | 一握の砂 |
若山牧水 | 白鳥は悲しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ |
島木赤彦 | アララギ |
斎藤茂吉 | 死にたまふ母 |
与謝野晶子 | やは肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君
君死にたまふことなかれ |
正岡子規 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
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