個人面接でも集団面接でも緊張して言葉を噛むと「うわ!どうしよう緊張してる」と面接官を前に頭が真っ白になります。面接官が何を質問したのか、自分は何と回答したのか忘れるぐらい上がってしまうのです。
真面目で責任感が強い人ほど緊張しやすく自分以外全員落ち着いて見えるから不思議です。私は、あがり症なので緊張する人の気持ちとても良く理解できます。
緊張は、反復練習で克服
緊張しやすい人は、念入りに反復練習することで克服できます。私は自宅の部屋やお風呂で何回も自分の声を出して答える練習をしました。繰り返すことで詰まりやすい言語に気づき良い練習になります。自分という人間を大きく立派に見せる必要はありません。
予期せぬ質問への受け答え
「自己PR」「あなたの特技は?」「長所は?」という質問より答えづらい、受け答えしにくい質問が多いと思った方が良いです。予期せぬ質問ほど人柄があらわれるからです。予期せぬ質問に平常心で受け答えるのは、難しいものですが要は会話のキャッチボールが出来るかどうか?場の空気が読めるかどうか?臨機応変な対応ができるかどうかを見られます。
ありのままの自分でのぞむ
緊張しやすい性格で自分に自信が無くても、ありのままの自分でのぞみます。答えに詰まったても不合格にはなりません。面接は自分という人間性を知ってもらう時間です。自分を大きく見せる必要はありません。ただ声は小さいと面接官に聞こえないといけないので声のトーンを「明るく」「ハッキリ」「大きく」「分かりやすく」を意識すると良いですよ♪
看護学校で面接が重視されるのは、看護職の適正を見るためです。
ミスが許されない医療現場。チーム医療は、医師と看護師、患者だけでなく薬剤師、管理栄養士、理学療法士、検査技師、言語聴覚士など医療従事者との連携が大切になので人と人との関わりが重視されます。
質問に対しての受け答えや教養ある会話は、看護職以外の職業に就いたとしても必要なことです。試験や評定の得点が面接でひっくり返ることはありませんが、あまり印象が悪いと、看護師になる前に看護学校での人間関係に歪みが出てきます。
緊張をほぐしリラックスした状態で面接にのぞむ10の方法
- 鏡の前で笑顔を作る緊張すると頬がこわばります。頬の筋肉は凝り固まっていると精神的に緊張してるヤバイとますます上がるのでわざと笑顔をつくり筋肉をほぐすことで脳が緊張していないんだな!とだまされるそうです。頬でたこやきを作るだけでもリラックスできます
- 自分が落ち着く言葉を念仏のように唱えます(私は、できる。私は、本番に強い子。大丈夫。絶対うまく行く。おいあくま→(落ち着け、いばるな、焦るな、くじけるな、負ける)と唱えていました。
- 自信が無くてもやるだけのことはやった!と余裕の表情をします(表情を作るだけで脳がだまされ肩の力が抜けます)
- マイナス思考でもプラス発言。言霊はホントです「落ちるかもしれない」「自分だけ落ちたらどうしよう」「合格できなければ後が無い」など自分にプレッシャーをかけずに言霊を信じます♪
- 深呼吸(意外とリラックスできます。腹式呼吸での呼吸法をします)
- リラックスできる飲み物を飲む(緊張すると喉の渇きに気付きません。試験前は、カフェイン系。面接の前は、お茶系を飲みます。炭酸系はゲップが出るので要注意)
- 琴奨菊の立ち会い前の琴バウアー、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステファン・カリーが試合前のルーティンとして行っているドリブリング、イチロー、ウサイン・ボルトなど「コレをやると調子が良い」「リラックスしてのぞめる」ポーズを見つけておきます
- ジャンプ・足踏み・肩を上下させるなどカラダの緊張をほぐすのに有効です。
- 早口にならないようにゆっくり話すよう意識します。
- 親からも合格のプレッシャーを感じるはずです。でもマイナスの力とマイナスのチカラが重なるとプラスになることをお忘れなく。
想定していない質問もありますが、以下のような質問は、回答できるように練習をしておくとパターンで答えられるようになります。見当違いな回答になったとしても慌てず急いでたくさん答えようとしないように気をつけます。普段から簡潔にまとめて答える意識を持っておきます。
進路相談室で過去の傾向を探る
- ストレスを感じたときの発散方法や対処法
- 休日の過ごし方、家では手伝いをしますか?
- 看護師に必要な適性を3つ上げてください
- あなたは、提出課題に間に合いそうにありません。友人が病院についてきてくれと言い始めたらどうしますか?
- 高齢(年輩)の患者さんと接するときどんな点を気をつけたら良いと思いますか?
- あなたの長所と短所
- 患者さんが嫌なことを言ってきたら、どのように対応しますか?
- リーダーシップをとるタイプですか?それとも人に従うタイプですか?
- 在学時代の思い出は、何ですか?在学中頑張ったことは何ですか?
- クラブ活動や部活動に関してどんなことを学びましたか?
- 最近の医療ニュースで印象に残っているものはありましたか?