高校3年生(4月か5月)になると普通科と商業科や総合科の進学を希望する生徒の保護者を対象にした奨学金の説明会が行われます。大学生の2人に1人は、奨学金を借りる時代、私立国公立も含めて大学の進学率も増加しています。私立であっても国公立であっても入学金や授業料のほか仕送りや生活費がかかり引っ越し準備に30万円と金額をあげて説明していました。お金がかかる話なので保護者からため息が漏れたそうです。まとめると奨学金の予約申請を早めにしておきましょうという説明だったようです。それと大事なことは奨学金は、もらえるお金でなく借りるお金だからローンと同じとおいうちをかけ借りたものは借りただけ返さなければいけないという保護者たちを暗くさせたようです。笑。
説明によると10月~11月にも奨学金の申請が行われるものの借りるつもりなら5月~6月の最初に申し込み申請をしておくようにいわれ実際クラスの大半が申し込みをしていました。普通科なのでほとんど進学でした。母親は、お金の準備していても借りといけないような口ぶりだった?と言っていました。お金を準備できていない前提での説明だったのは、私大に進学する人が多いからだと思います。
私は、最初から看護学校の進学を希望していましたが大学や短大の方は、予約申請をしておいたほうがいいのかもしれません。看護学校に入学できるかわからないから合格が決まって入学してから手続きすればいいんじゃない?と思っていましたが、早いなりのメリットもあるようです。↓
6月に申し込む予約採用のメリット
私は、6月の予約申請を行わずに秋の予約採用も申し込みしずに卒業しましたが・・予約採用のメリットは、学校の採用枠に関係なく日本学生支援機構からの審査が受けられる点です。高校を卒業後の進学先が採用枠の少ない学校だった場合不採用に終わることもあるためです。しかし予約採用は、高校の偏差値は一切関係ありません。在籍する高校の成績基準や経済状況が採用不採用の分かれ道。
言い換えると偏差値の低い高校の場合ラッキーですよね。A高校(進学校)B高校(普通校)C高校(偏差値低)があったとします。A高校で3.5の評定の人とC高校で4.5の評定の人で軍配があがるのがC高校なんですね。えええ!!卑怯と思ってもそういうものなんです。
高校の中でもランクが低いクラスだっとしても評定が高ければラッキーラッキー。ただし採用不採用の審査は、成績だけで決まりません。家計の収入が家族兄弟などの経済状況も影響します。予約採用のメリットは、これだけでなく無利子で借りられる第1種奨学金の採用のチャンスが2度あることです。不採用になり第2種奨学金(有利子)になるかもしれないですがチャンスは、多いほど良いです。お金を借りるつもりなら有利子より無利子のほうがお得です。(損しません)5月~6月に保護者に向けた説明会があるはずなので事前に情報をリサーチしておきましょう
うちの親が予約採用の申し込みをしなかった理由ですが3つあります。
- 1~2年の成績が悪かったので有利子第2種奨学金になるだろうと予想していた。実際には3年生で頑張ったので評定平均普通以上でした。
- 連帯保証人(父母叔父叔母など4親等以内の親族で印鑑登録証明書や収入証明書が必要)の手続きが面倒。
- 連帯保証人とは別に連帯保証人が返済できなかった場合返済義務が生じる保証人をたてなければいけない
保証人は、4親等以内の成年親族で65歳未満。母方(父方)のおじいちゃんおばあちゃんは65歳以上だから保証人を頼めない。
保証人は、連帯保証人と別生計の親族。しかし65歳以下の限定されているので父方・母方の父母や祖父母にお願いするわけにはいかないのです。たとえ若者より老人がお金を持っていたとしても65歳以上は、NGなら父方母方の兄弟姉妹(おじ=伯父叔父、おば=伯母叔母)にお願いするしかありません。保証人にお願いしなければいけないのは、源泉徴収票、確定申告書(控)、所得証明書、年金振込通知書・預貯金残高証明書、 固定資産評価証明書などの書類。保証人は、本人や連帯保証人が返さなかったら変わりに返済しなければならない人なのでできれば避けて通りたいところ・・
3年分の授業料・実習費・生活費だけじゃない
親が3年分の授業料や入学金・新生活準備品・引っ越し費用・3年分の生活費などの用意をしてあるから大丈夫!というので申し込みしないまま卒業しましたが、クラスの大半は6月に申込をしていました。卒業後、指定校推薦で受験した友人はレオパレスのキャンペーンでを安く借りれた!と話していたし条件が良い格安物件は、早く決まっていきます。合否のタイミングが早いか遅いかで住むところも家賃も変わります。受験も一発で決まればいいですが看護系は3校~5校かけもち併願をする人が大半です。受験料や交通費・宿泊代など合格する前にも結構お金がかかってしまうものなのです。
奨学金のことは、周りに質門しにくい(聞きにくい)
あとになって奨学金のことは、周りの親にも相談しにくく聞きにくかったと話していました。日本学生支援機構 (JASSO)の奨学金と学校独自の奨学金をどちらか選ばなければいけないところもあれば両方使える学校もあるようです。入学してからでも遅くないと判断してのことですが入学式前にも準備だけにお金が結構必要なことだけは理解できました。私は、運良く合格が決まりましたが2月、3月に5校受験して5校とも不合格だった受験生もいました。1校2万円×5校で10万円!!と思うと恐ろしいカケみたいなものです。
一般入試は、1月中に行われることが多いようです。2月から3月にかけて合格発表があります。繰り上げ合格の受験生は補欠の身なのでソワソワしながら連絡が来るのを待たなければいけない次期です。じょじょに定員が埋まっていきます。
専門学校の2次募集も終了すると3次募集を行う前に定員が埋まります。3月に入ると授業料や入学金が高い短大看護科の2次募集、3次募集の受験が行われます。
たら専門学校より費用がかかってきます。レオパレスなども早期に安いところは埋まっていくので住まいを探すのも大変になってきます。高3の春にお金の見通しがたたなければ予約をしておくといいと思います。あとから奨学金を辞退しても何の問題もありません。仮に借りる必要が無い場合進学届を出さない限り自動的に辞退したものとみなされるので特別な届け出は必要ありません。
ホント合格したから良かったようなものです!看護専門学校の倍率も高いのでさまざまなこと(不合格になるかもしれない)を想定しておいた方がいいと思いました。高3の5~6月に予約採用の申し込みがあります。月額3万、5万、8万、10万、12万とあり返し方もシミュレーションできるようになっています
奨学金には、給付型と貸与型がある。
奨学金には、返済の必要がない「給付型」返済が必要な「貸与型。があります。さらに公的な奨学金には国の奨学金と地方自治体の奨学金があります。国の奨学金は(日本学生支援機構)があり返済しなければいけません。有利子と無利子があり成績の良い子は、利子が不要でお金を借りられる(第1種奨学金)ますが、成績が低い子は、利子付きの借金(第2種奨学金)を借りることになります。
地方自治体の奨学金は、無利子が基本になっていますが、条件が地域に地方自治体によって異なります。
第一種奨学金と第2種奨学金
第1種奨学金(高校3年間の成績が5段階評価で3.5以上、※大学の場合は3.5以上※専門学校の場合は、3.2以上。家族の収入や学校に通う兄弟の数など経済的に判断される)
第2種奨学金(成績が平均以上・意欲があるなどが条件、ほとんどの生徒があてはまる、ただし保護者の年収が高い場合不採用になる)
人的保証と機関保証のメリット・デメリット
人的保証・・連帯保証人をたてなければいけない、収入証明書などが必要になります。親戚や兄弟などを保証人にたてるケースが多いようです。ただし奨学金を返済しない場合保証人が損害を被るなど迷惑がかかります。
機関保証・・保証人をたてなくても大丈夫!ただし保証金を支払わなければいけません。機関保証にした場合
第1種奨学金(無利子)3年間借りた場合
- 自宅外貸与額月額5万 貸与額→183万6000円、返済額→183万6000円。月額保証金1000円×36ヶ月分=7万3836 円
- 自宅外貸与額月額6万 貸与額→216万円、返済額→216万円。月額保証金 2413 円×36ヶ月分=8万6868 円
第2種奨学金(有利子)返済利率3.0%で3年間借りた場合
- 貸与額月額3万円 貸与額→108万円、返済額→130万3191円 月額保証料1067 円×36ヶ月=3万8412円
- 貸与額月額5万円 貸与額→180万円、返済額→220万2404円 月額保証料1909円×36ヶ月=6万8724 円
- 貸与額月額8万円 貸与額→288万円、返済額→367万2102円 月額保証料3662円×36ヶ月=13万1832 円
看護学校入学後にかかる思わぬお金
看護学校合格が決まったら振り込まなければいけないは、だいたいどこの学校もパンフレットやホームページに記載があります。主なものでは入学金・入学後ただちに払わなければいけない教科書・テキスト代・授業料や実習・施設整備費・ユニフォーム代・白衣・シューズ代・聴診器・保険代・積立をして支払う卒業アルバム・研修費のほか国家試験対策教材費などです。個人的に参考書を購入する場合1冊数千円と意外と高い!さらに入学式までに用意したいスーツ・パンプス・バッグ・文房具のほか、看護学校によってはパソコンやプリンターが必要ということが多いみたいです。パソコン・プリンター・テレビ・布団一式・掃除機・炊飯器などの家電・日用品・文房具など入学前の準備金として40万円~50万円くらい
保険代は日本看護学校協議会共済会のWillは、授業中や実習中のケガや事故に対応した保険で金額によっては、授業中や実習中だけでなく部活(サークル中)通学中・寮内・自宅・ボランティア中などにも対応しています。採血の二次感染・食中毒・インフルエンザ羅漢など使う機会は、少なくないみたい。半強制的に加入しました。 Will1は、3000円。Will2は、4500円。Will3は、7000円。Will3Dxは、9000円。私の学校では、去年の先輩がどのようなコースにされたか参考程度に記されており3000円・9000円コースは少なく。大半が7000円コースだったので7000円コースにしました。
看護学校返済免除の奨学金について
看護学校の多くが奨学金制度を用意しています。しかし看護師として国家資格を取得し系列の病院で奨学金を借りた年数と同じだけ働かなければいけません。お礼奉公といいますが、看護師だけの特権といえます。しかしメリットばかりではありません。看護学校で学び国家資格を受験し合格できなかった場合一括返済しなければならないというリスクがあります。
国家資格試験を受験する前に留年したり進級できなかった場合も同様に一括返済しなければいけません。※看護学校によっては、AO入試や指定校推薦で合格した場合、看護学校独自の奨学金を受けられなかったという話も聞いたことがあります。反対に生徒全員が奨学金制度を利用するところもありました。奨学金制度は看護学校によって異なります。ご自分の入学校でご確認ください。
看護学校が3年間だったら指定された勤務地で働く年数も3年間、これで借金がチャラになるなら石にかじりついても先輩ナースやドクターからのいじめにあおうとも耐える覚悟が必要です。
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