先日、母親が図書館から1冊の本を借りてきました。中高生のための「かたづけ」の本 。
片付けられない「あなたの部屋は今のあなたそのままです」
これって私に「読みなさい」ってことだよな・・と思いながら仕方なく本を開いたのですが活字嫌いの私でも一気に読むことができました。「部屋は自分の脳」と言いますが、身の回りがごちゃごちゃしていると考えもまとまらないし集中力も維持できません。家では、誰かが何かいつも探しています。「社会の教科書知らない?」「数学のプリントどこかいちゃった!」「消しゴムない」「はさみ貸して!」「ホッチキスが元の場所にない」「暗記シート誰か持って行ってしまった」(妹か弟が犯人w)
これまで断捨離やかたづけの魔法など捨てる系の本が多い中、この本はなぜ捨てるのかどのように片付けるかを分かりやすく抑えてあるのです。著者が片付けを意識するきっかけとなったのは、旦那さんが脳こうそくで倒れ失語症という障害が残り不安になかれる中病院で開いた雑誌に「あなたの部屋は今のあなたそのままです」という言葉を見つけます。大変なとき忙しいからそんな理由で後回しにされる掃除や整理整頓。
わかっていてもやろうと思っても出来ない整理整頓
玄関に埃が溜まっていると家の印象が汚く思えます。部屋が散らかっていると物事の捉え方もマイナス思考になります。自分は忙しいから花瓶の水を変えない・・これでは気持ちも荒みます。整理整頓が苦手だからいえることなんだけど散らかっているとわかっていても片付けられないときってありますかよね?明日こそやろう!と意気込むのにその明日が永久に来ないっていうね。笑。整理整頓ってモチベーションだと思うしそのやる気スイッチを押さない限りなかなか取り掛かれないものなのです。
自分で押せる!勉強やる気スイッチ脳の側坐核(そくざかく)
やる気スイッチは、脳の側坐核にあります。ドーパミンが分泌されるともっともっとやる気が出ます。このドーパミンは、目標を決めて達成できたときにも分泌されます。誰かに褒められても快楽物質が出てきますが意外と自分自身で快楽物質を出すことは簡単だったりします。例えば「課題を今日は10ページやろう!」と決めたとします。時間内にできたとしたらなんだかうれしい、もし5ページしか出来なかったとしても中身がある5ページだったらよかったと思えるだろうし、途中でスマホをいじってたら課題できなかった・・というのは
今日は、時間内にできた!!となったとき達成感を感じませんか?勉強がはかどっているとき自分のシャープペンの音に酔いしれてしまうことありませんか?私はあります。笑。キーボードのタイピングがやたら早くて打ち間違えないときもも「今日はノリに乗ってる!」「私ってすごい」「よっしゃー」とやる気にあふれます。やる気スイッチは人から押してもらうものではなくて自分で押されるのです。つながるんだそうです。どんどん集中力が増していき頭が冴えてどんどん吸収できそう!!みたいなw反対にスイッチが入っていないとダラダラしますもんね。
「コレで良い」じゃなくて「コレが良い」
新生活の準備をしながら私は、自分と母親の性格の違いをつきつけられました。どちらかというと私は与えられたものが何であろうと迷いなくためらいなくそれを使い続けてしまいます。でも母親は1つの道具や小物にもうざいくらい執着します笑。どちらかといったら私は、見た目と感覚だけだったりします。これでいいと考えではなく「コレが良い」と好きなものに囲まれて1つ1つのものを大事したいと思いました。
割れ窓の理論Broken Windows Theory
アメリカの犯罪学者 ジョージ・ ケリングが考案したBroken Windows Theory「割れ窓理論」をご存知ですか?「割れた窓の理論」は、建物や車の窓が割れても修理をしないままでいると通りかかった人は割れた窓にゴミを捨てるようになる。ゴミのポイ捨てがまかる通ると住民のモラルが低下する。環境が悪化し割れていない窓も全て壊されることになる。やがて凶悪犯罪が多発する」
母親には、「片付けなさい」とガミガミいわれ続けてはいるものの私の耳にもこころにも届かず物を無造作に扱うことが多い私。でもスッキリ片付けることで頭もスッキリするだろうし、新生活を始めたらちゃんとしようと思える1冊でした。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。