慣用句を勉強に良いのは、「わかる!できる!看護・医療系の国語常識頻出問題集―専門学校~大学受験用」。慣用句が苦手なら、漫画で読むとわかりやすいと思います。出題傾向を見ていると基本的な問題が多いようなので「ちびまる子ちゃんの慣用句教室」と続編の「ちびまる子ちゃんの続慣用句教室」。
私が勉強したのは、クレヨンしんちゃんのまんが慣用句まるわかり辞典。
他にもいろいろあるけどクレヨンしんちゃん1冊で十分でした!
「小学教育研究会の中学入試 国語 暗記分野3700: 国語の点数がみるみる上がる」も暗記の確認におすすめ。参考書は、文字が多いので慣用句を扱った漫画だと楽しく学べるんですね。
看護学校受験「慣用句」頻出問題
看護学校の試験問題で国語といえば慣用句、頻出問題なので必ず覚えておくようにしましょう。出題されやすい問題と意味を書いたので例文を作って覚えておくと良いと思います。
毛
毛ほどもない | 干これっぽちもない・全然ない |
~に毛が生えた程度 | 変わらないこと |
身の毛がよだつ | ぞっとする |
髪
後ろ髪を引かれる | 未練がある、心残りがあり離れられない |
肌
肌が合う | 相性が合う |
肌で感じる | 体験したことを感じ取る |
鳥肌が立つ | 恐怖・不安・感動したときに鳥肌が立つ |
頭
頭に来る | 怒りで興奮してカッとなる |
頭を丸める | 反省して丸坊主になること |
頭でっかち | 体に比べて頭が大きい・バランスがとれていないこと |
頭打ち | 一定の水準に達したためれ以上に伸びないこと |
頭が上がらない | 逆らうことができない、逆らえない |
頭がかたい | 考え方が柔軟でない。融通がきかない。 |
頭隠して尻隠さず | 欠点の一部を隠して全部を隠したつもり でいる人のこと |
顔
顔をつぶす | 名誉を傷つける |
顔が広い | 社交的で 人脈が広い |
顔が売れる | 世間に広く知られる。有名になる。顔ききになる |
顔をあわせる | 顔を向き合わせる。 |
顔から火が出る | 大変恥ずかしく上気して顔が真っ赤になる |
面(つら)
面の皮が厚い | ずうずうしい。厚かましい |
面(つら)の皮を剥ぐ | ずうずうしく振る舞う人の正体をあばくこと |
どの面さげて | 何の恥ずかしさもなく顔を出すこと |
泣き面に蜂 | 不運や不幸が 重なること |
化けの皮を剥がされる | 嘘でまかないきれない部分がほころびボロが出る |
眉
眉をひそめる | 不快感をあらわにする |
眉を吊り上げる | おこった表情をする |
眉唾 | 眉に唾をつければ狐や狸に化かされない という言い伝えから起こった言葉 |
目
目がない | とても好き |
目の上のたんこぶ | じゃまもの、障害となるもの |
目が高い | よいものを見分ける能力にすぐれている |
目を光らせる | 不正が行われていないか監視する様子 |
目を三角にする | 怖い目つきで怒っている |
眼中にない | なんとも思われていない、気にかけていない |
裏目に出る | 良い結果を期待してやったことが、逆に 不都合な結果になる |
鬼の目にも涙 | 恐ろしい鬼のような人でも情や慈悲の心で涙を流すこと |
鵜の目鷹の目 | 鵜や鷹が獲物を探し求めるときのように真剣に探す様子 |
涙
涙を飲む | くやしくて無念だけどガマンする |
涙を誘う | 同情や感動で涙を流させる |
涙に暮れる | 泣き暮らすこと |
耳
耳が痛い | 自分の欠点を指摘され聞くのがつらいこと |
初耳 | 初めて聞いたこと |
聞く耳を持たぬ | 有無をいわさない、人の意見に耳を傾けようとしない |
鼻
鼻が曲がる | ひどい悪臭 |
鼻が高い | 自慢できる様子 |
鼻であしらう | 手の言葉にとりあおうとせず、冷淡に扱う |
鼻息が荒い | 威勢よく ・ やる気のある |
口
|
呆れ果てて物が言えない |
口を利く(くちをきく) | 仲をとりもつ、仲介、紹介、あっせん |
口から先に生まれる | 口数が多くうるさい人、口達者な人 |
口を揃える | 同じことを言う。異口同音に言う |
大口をたたく | 偉そうに大袈裟 なこををいう |
歯
歯が立たない | 相手が強敵で自分よりも 技量が優れており取り組めない相手 |
歯に衣着せぬ | 思ったことをハッキリズバズバいう |
歯の浮くような | わざとらしく上っ面だけでほめているようす |
舌
舌を巻く | あまりにもすぐれていて、ひどく驚く |
舌がもつれる | 急いだり緊張したためろれつがまわらない様子 |
舌の根の乾かぬうち | 言葉を言い終わるか終わらないうち |
頬
頬を染める | 顔を赤くする |
頬がゆるむ | 顔をほころばす |
顎
顎を出す | ひどく疲れて、足が動かず、あごだけが前に出る |
顎をなでる | 満足したときのしぐさ。得意なようすを |
顎で使う | 高慢な態度で、人を使う |
首
首を長くして待つ | 今か今かと期待しながら待つ様子 |
首が回らない | 借金などがあり首が回らない |
首の皮一枚で繋がる | ぎりぎり セーフでもちこたえる |
肩
肩を落とす | ガックリする ・ うなだれる |
肩を持つ | ひいきをする、ミカタになる |
肩の荷がおりる | 責任や負担から解放されて楽になるほっとする。 |
肩を並べる | 肩をそろえて進む |
手
手がかかる | 世話が焼ける |
手を付ける | 着手する、会社のお金なを使い込むむ |
手が込む | 手間がかかっている |
手が空く | 仕事が一段落するなどして暇ができる |
手のひらを返す | 言葉や態度などが、それまでとがらりと変わる |
赤子の手をひねる | 物事がきわめて容易にできること |
指
指をくわえて待つ | もの欲しそうにすること |
後ろ指をさす | 陰で人の悪口を言うこと。 |
五指に入る | すぐれたもの、上位のもの |
爪
爪に火をともす | ひどく貧しい 貧乏な生活をする。 |
爪を隠す | 才能があるのに人に見せないようにする |
爪に爪なく瓜に爪あり | よく似ている |
腕
腕が鳴る | 技能や力を発揮したくてじっとしていられないで いる |
腕が立つ | 腕前・技術がすぐれている。「 |
腕を上げる | 技術や芸が上達する |
骨
骨が折れる | 難である。労力を要する |
骨折り損 | せっかくの苦労がむだになること |
腹
腹が立つ | 怒らずにはいられない。しゃくに障る |
腹に据えかねる | 怒りを心中におさめておくことができなくなる |
腹を割る | 本心を打ち明ける。隠さずに心の中を さらけ出す |
心臓
心臓が強い | 気恥ずかしさを知らない。厚かましい |
心臓に毛の生えたような | 厚顔無恥である。あつかましい |
肝
肝を冷やす | 驚き恐れて、ひやりとする 。ひやひやした |
肝に銘ずる | 心に強くきざみつけて忘れない |
肝がすわる | 落ち着いていてめったなことには驚かなi.度胸がある |
肝を潰す。 | 「まさか」と「驚く」ダメージが大きく回復不能 |
血
血の気が多い | 血気盛ん ・ 意欲に満ちた ・ 活力に溢れた |
血で血を洗う | 報復・抗争・激しく争う |
臍
お臍で茶を沸かす | おかしくてたまらないこと、また、ばかばかしく て |
臍を曲げる | つむじを曲げる、機嫌を悪く する |
腰
腰がひける | 腰がひける |
腰が低い | でしゃばることのないさま |
弱腰 | へっぴり腰 ・ 引けた腰 |
尻
尻をぬぐう | |
尻が軽い | 行いが軽々しい。軽はずみである、浮気者に付けられた蔑称 |
尻が長い | 人の家を訪ねて長く話し込み、なかなか帰ら ない |
足
足が出る | 予算よりも出費が多くなること |
足が棒になる | 歩いたりして疲れ果て、足の筋肉が こわばる。 |
揚げ足を取る | 人の言いまちがいをとらえてからかうこと |
足並みを揃える | 意見などを同じにする |
足の踏み場もない | 物が散らかっている。 |
膝
膝を打つ | 急に思いついたときや感心したときの動作 |
膝を交える | うちとけて語り合う |
膝が笑う | 膝が疲れてしまい力が入らない、カクカク、 ブルブルした状態 |
臑(すね)
臑(すね)に傷がある | 隠している悪事ややましいことがある |
臑齧り | 親から学資や生活費をもらい生活すること |
臑から火を取る(すねからひをとる) | 火打ちの道具がないほど貧困が はなはだしい |
踵
踵を返す(きびすをかえす) | 引き返す、後戻りする |
踵を接する(きびすをせっする) | 物事が続けざまに起こる |
踵を廻らす(きびすをめぐらす) | 後戻りする |
過去に看護学校で出題された慣用句の問題です!
出題傾向を見ると小学生でも書ける簡単な文字(体の部位)を使った問題が多く出題されています。難しい漢字を覚えなくてもいいかも?意味や使い方も合わせて覚えておきましょう。
瘤(こぶ)臍(へそ)も難しい漢字ですが、書けなくても読めるようにしておクといいです。
- (眉)をひそめる
- 裏(目)に出る
- (息)を殺す
- 痛くも痒くもない
- (息)を弾ませる
- 合わせる(顔)がない
- 後(足)で砂をかける
- 生き馬の(目)を抜く
- (頭)が切れる
- (足)を引っ張る
- (足)を向けて寝られない
- (足)が地に着かない
- 赤子の(手)をひねる
- (目)から(鼻)へ抜ける
- (目)の上の瘤
- 来年のことを言うと(鬼)がわらう
- 将を射んとすれば先ず(馬 )を射よ
- 情けは(人 )のためならず
- ( 秋)の日は釣瓶落とし
- (鬼 )の目に涙
- (冬 )来たりなば(春 )遠からじ
- (百)聞は(一)見に如かず
- (魚)心あれば水心
- 歯に(衣)きせぬ
- 開いた(口)が塞がらない
- (足)の踏み場もない
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